監督: ポール・ハギス
出演: サンドラ・ブロック, ドン・チードル, マット・ディロン, ブレンダン・フレイザー, テレンス・ハワード
2005年アメリカ
昨晩見た。正直、感動した。
ロサンゼルスを舞台にした群像ドラマだ。人種差別を扱っている。高速道路で発生した衝突事故から始まって、人々の行為やちょっとした発言、そして心理を媒介に、ビリヤードのように連鎖反応して、色々な人の人生に影響を与える。
シナリオが凄い。また祈るような音楽が効果を上げている。せつない映画だ。多数のストーリーが重なり合った話になっている。特に人種差別主義者の若い警官と、黒人演出家の妻の話はひりひりした。鍵工事屋の小さい娘の話も、子を持つ親として頭が白くなるような気がした。
これはアメリカの話だが、なんだか最近の殺伐とした事件を聞き及ぶに、日本も追いかけているように思えてならない。こんな奇跡を信じるしか解決の道が無いのだとしたら、辛すぎる。もっと人間は賢いと信じたい。
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