2009年9月27日日曜日

ぐりとぐらのカステラ



娘が作ったホットケーキ。見事。炊飯器で作った。

「ぐりとぐら」のカステラって、こんな感じかも。

2009年9月25日金曜日

住みたい場所 住める場所

まだ、そんなに年ではないけれど、老後をどう過ごすかを考える。いや、未来のことを考えるのが好きなのか。この不況期に、今の仕事を放って、別のことを突然始める気はないけれど、一度きりの人生、ご機嫌に生きたいと思う。

よくイメージするのは、住む場所を変えるということ。ベートーベンは引越魔だったんだっけ。

田舎で生まれ育ったせいだろうと思うが、未だに東京に骨を埋める気がしない。東京は面白い、刺激的な街だ。人々の創意工夫、新規性の高さ、金の集まり具合が破格だと思う。アンテナさえ張っておけば、常に魅力的なモノに出会える。ただ私には、人の数が多すぎるし、過剰にモノがあるように感じる。騒々しく、空気が汚れている。

かといって、田舎万歳というわけではない。よく言う、田舎の狭い人間関係の面倒さ、逆に振れた時の疎外感も知らないではない。ただ、最近地方に行って、シャッター街を見ながら、一番困ったなと思うのは、日本の田舎がみな自動車社会になっているという点だ。自家用車なしでは生活必需品すら手に入らない、というのは、どっかで大きく間違ったとしか思えない。60代、70代で自動車を運転するのは当たり前だ。何故か。公共交通機関が無いからだ。あったとしても、生活の役に立たなくなっている。

コンパクトシティという考えが再来している。すでに多くの議論、批判がある。ネットを見ていて、代表的な批判と思ったリンクを以下に。
http://quolaid.blog13.fc2.com/blog-entry-814.html

このtakeo氏も、徒歩圏を中心とした生活区域を充実させる、こと自体には反対していない。コンパクトシティを名乗る計画の多くが、中心部の再活性化のため、郊外を捨てる、というのを批判しているようだ。

しかし、私は人の少ない田舎で、人々がまばらに郊外に住んでいる現状は、良くないと思っている。もちろんアルムおんじのように不便を覚悟で、離れて暮らす人はあっていい。強制移住など言語道断だ。ただ、バイパスを整備し、環状道路を作って、郊外に大型ショッピングセンターや病院を配置し、生活するのに郊外に住まざるを得なくしたのは、ほんの数十年前のことだ。

これから人が少なくなって行く。すでに多くの田舎では過疎化が進んでいる。不便無く生活したいが、自家用車をもたなくて良い、という年寄りが快適に住めるように整備の方向を変えるのに、私は賛成だ。そういう土地に住みたいと思う。

公共交通機関があっても、移動距離が長く、停留所が分散していれば、交通費・移動時間・待ち時間が長くなり、不便である。だから田舎ではみな自家用車を持ち、バスは使わない。これを回避するには、ある程度はまとまって停留所の近くに住んでもらいたい、とバス会社は思うだろう。

建築雑誌に、現代風の長屋などが紹介されていて、悪くないな、と思う。人間関係が面倒?そうかもしれないが、人間関係を忌避するというのは、高度経済成長期に植え付けられた価値観に過ぎないかもしれないよ。一戸建てを欲しがるのも、サブプライムローンのようなトリックでないと言いきれるだろうか。

色んな土地をうろうろするのも楽しいかもしれない。ただ、ある程度は長く住まないと、その場所の善し悪しはわからないと思う。住めば都とは、これまで何度も思った。

川が近くがいい。まわりは田んぼや畑かな。農業をする気はいまのところないけど。『セロ弾きのゴーシュ』のアニメ映画で出てくるゴーシュの家は、まさにボロ屋だが、なかなか快適そうだ。

とりとめなく書いてみた。




2009年9月20日日曜日

洗濯機を買った

洗濯機を新調した。火曜日に届く。

もう20年近く使っている洗濯機の調子が悪くなってきたので、洗濯機を新しく買おうと思い立って調べてみて、値段の差が激しいことを知った。

最新型の「ヒートポンプ斜めドラムインバーターエアコン洗濯乾燥機」だと、20万円以上する。というか、それって何? 名前長い。

まず、乾燥機付きか、乾燥機なしかで違う。乾燥機が内蔵されている方が高価だ。我が家は基本、外に干すので、乾燥機は補助。ただ無いと不便なので、乾燥機付きを選ぶ。

次に、斜めドラムか、縦型か。斜めドラムは、洗濯槽が斜めについている。斜めだと何がいいかというと。
(1) 乾燥機として強力
(2) 洗濯物の出し入れが便利
(3) 少ない水で洗える

特に、縦型の乾燥機付き洗濯機では、乾燥機能はおまけで、乾燥機としてしっかり使いたいなら、斜めドラムとなる。例えば、縦型の洗濯乾燥機で、しっかり乾燥するまで使うと、壁面にしわくちゃになって貼り付いてしまう。後からアイロンをかけても、しわが伸びない。

逆に縦型のメリットは以下。
(1) 洗濯が強力
(2) サイズが小さい
(3) 値段が安い
しっかり洗濯するには縦型の方が原理的に有利である。また価格の安い機種が多い。

ヒートポンプ型のメリットは、省エネ、衣類が縮みにく、乾燥が速い。逆にデメリットは、高価、大きい、となる。

エアコンってのは、洗濯機を置いている洗面所や脱衣所の空調もやる、ということらしい。

ところで、最近の洗濯機で必ずポイントとして上げられているのが、静音性だ。どこの会社も静かさを謳っている。一般に洗濯時の音はとても静かで、乾燥時は若干うるさい。一番静かだと評判が高いのは東芝。日立はモーター等の運転音自体は静かだが、機械的な機構が時々硬い音を出す。

洗濯機能や乾燥機能のあれやこれやは日進月歩なのだろう。私らには良くわからなかった。

結局、ヤマダ電機で、型落ち(昨年発売)の日立の縦型洗濯乾燥機を買った。新型の6割ぐらいの価格だった。


2009年9月13日日曜日

ソファが欲しい

家具はなるべく少なくしたいので、これまで持っていなかったが、そろそろソファが欲しいと思って調べ出した。これがまた奥が深い。まず、1シーター(一人がけ)を一つ買おうと思ったのだが、値段は1万円から50万円まで。何が違うの?

お出かけした時に、座ってみて、確かに座り心地が良いのと悪いのがあるな、とは思っていたが、本気で買おうと思ったことはないので、値段と品質を較べたりはしていなかった。こうまで値段が違うと職業柄、何が違うのか知りたくなる。

まったく同じ商品の値段をネットで較べてみたら、店によって1万円ぐらいは違いそうだ。しかし、その程度。やはり違いは品質のようだ。

もちろん本革か、合成皮革か、布かで値段が違う。無印良品などで較べると、材料費の違いが露骨にわかる。本革は扱いが面倒だが、たしかに高級感ある。多いのは合成皮革で使い勝手や掃除が便利。ただ布製にも、カバータイプで洗えるのがあり、良さそうだなと迷う。

また、クッションに何を使っているかで違う。コイルスプリング、硬質の積層ウレタン、低反発材、羽毛など。ベッドと似ている。日本で売られているソファの多くは、ウレタンだが、ウレタンもピンキリのようだ。ヘタレやすいものもあるらしいが、そんなのは店頭では見分けつかないな。

木や金属で作られているフレームの違いも値段に大きく反映している。良質の木材を丁寧に加工して、しっかり補強したフレームにした、と謳っている商品は高価だ。

良くわからないのは、デザインの善し悪しだ。もちろん自分が気に入るデザインはあるが、必ずしも価格に直結していない。家具デザイナーは大変だろうな、と思う。

でも使い勝手はデザインで大きく変わる。座面の高さ、広さ、奥行き、背もたれの高さ、角度など。身長の1/4程度の高さの座面が良いらしいが、それも使用目的によって違う。もちろん広い方が快適だが、邪魔だし、値段も高い。

難しいなぁ。

ネットで見た中で感じの良かったのを以下に列挙してみる。たまたまファブリック系ばかりになった。それでも、安い買い物じゃない。一度買ったら捨てにくいし、慎重に選ぼう。

TONY 1 (2万円)
http://item.rakuten.co.jp/receno/tony1/

無印良品 スリムアーム1シーター (3万円、カバー込み)
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247276930

SWITCH RICHIE Sofa (5万円)
http://item.rakuten.co.jp/kagu-club/10001531/

マスターウォール PANAMA (9万円)
http://www.keyplace.co.jp/products/p-31258.html

TOCCO Sofa 1P (9万円、カバー込み)
http://www.tocco.jp/sofa1p/

WISE WISE NAP 1P (18万円)
http://www.wisewise.com/product/interior/nap.shtml

2009年9月6日日曜日

『にっぽん木造駅舎の旅』

NHKの『にっぽん木造駅舎の旅』というミニ番組がいい。
http://www.nhk.or.jp/ekisya/

田舎の木造駅舎を、淡々と紹介するだけの番組だ。いろんな人が利用していて、お土産屋などが併設されている。

木造駅舎って、なんでこんなにいいんだろう。明治31年とか、大正11年とか、古い建物が多い。今見ると、瓦屋根や張り出しがお洒落で、最近のJRが作るそっけない駅舎とは違って、ずいぶん手がかかっている。現代のコンクリート作りの駅舎も、70年、80年経てば、それなりの味わいになるのだろうか。

上述のホームページでは、すでに紹介された九州、四国、中国、関西の駅舎を見ることができる。これから、徐々に北上して行くようだ。みなさんの思い出の駅もあるかもしれない。

『秒速5センチメートル』の新海誠は、古い駅舎を丁寧に描く。彼の描く鉄道まわりの風景は実に繊細で見事だと思う。『雲のむこう、約束の場所』でも古い木造駅舎が重要な背景になっていた。何故かは知らないが人間味、優しさ、ぬくもり、といったものを感じる。ノスタルジーもあるのかな。

先日、紀伊半島旅行で紀勢本線を使った。本数の少ない、とてつもなくのんびりした鉄道で、宇治山田駅、熊野市駅、新宮などが印象に残っている。旅の思い出と重なる駅舎の印象がまた味わい深い。

うーん、漂白の思いが。また旅がしたくなって来たなぁ。


2009年9月2日水曜日

セキュリティ対策ソフトにやられた日

やられた。永遠に繰り返す再起動。悪夢のようだ。

今日の夕方、開発用のマシンでWindows Update (Vista SP2) があったので、ダイアログが示すまま、「今すぐ再起動」ボタンを押してしまった。それからは、入力を受け付けないエンドレスの再起動。セーフモードにも入れない。

とりあえずハードディスクを取り出して、別のPCに接続し、バックアップ中だ。
Vistaの再インストールかな。明日は出張なので、明後日対策を考えよう。

たぶん、あの悪名高いセキュリティ対策ソフトのせいだろう。確証がないのでソフト名は伏せるが。同僚が入れた、やたら安いセキュリティ対策ソフトで、どうも以前から振る舞いが怪しいとは思っていた。しかし、別の業務用マシンでは、ウイルスバスターという別の対策ソフトを入れたまま、普通にVista SP2にアップデートができたので、ちょっと油断していた。

これまでも Windows Update で死んだことは多い。付け焼き刃の対策で泥沼に入って、再インストールを経験した。なのに油断していたなぁ。

最初は、まぁネットで対策を調べれば何とかなるか、と高をくくっていたが、調べれば調べるほど、その対策ソフトは不具合が多く、悪名が高いことがわかってきた。やられた。ウイルス対策ソフトも、Windows Updateも、なしで済ませれることができればと思うが、Windows使っている限り仕方がないか。

今回、職場だったので別のマシンや、空きハードディスクなどで最悪の対処ができたが、家庭でこういうトラブルに遭遇すると悲惨だ。みなさんも気をつけて。(って、何に気をつけるんだ?)


2009年9月1日火曜日

東京に来た人を連れて行くと良いところ

おぉ、8月が終わってしまった。夏だったのか?というぐらいに迫力の無い夏だった。農作物の成長が心配だ。

昨日、今日と出雲に出張だった。毎回思うが、のんびりした良いところだなぁ。空気も、食べ物もおいしいし。昨晩、島根県の浜田地方では、皆が食べているという赤天(あかてん)を頂いた。なかなか美味しい。唐辛子の入ったさつま揚げみたいなものだ。ビールのつまみにいい。

帰りの飛行機の中で、機内放送の落語を聞いていた。東北の田舎から出て来た若者が東京観光をする話で、地味に面白いネタだった。さて、それを聞きながら思ったのだが、東京観光をするというと何がいいんだろう。もちろん、人によって違うと思うが。

そこで、昨晩一緒に飲んだ人が言っていた「東京は、あるジャンルのものなら何でもある、という場所が色々あるのが面白い」というのを思い出した。例えば、神田小川町に行けばスポーツ用品なら何でもあるとか、神保町、秋葉原、銀座、表参道、原宿など。彼曰く、カタログにしか載っていないようなものが、ずらりと陳列されているのは圧巻だと。

たしかに、その人が何か趣味を持っているんだったら、それに応える場所を紹介するのは難しくないかもしれない。スポーツが好きな人、美術が好きな人、音楽が好きな人などなど。例えばオーディオなんかも、ちょっと考えられないような品揃えの店がたくさんあるし、専用のリスニングルームなんかも予約すれば行ける。日本にたくさん都市はあれど、ここまで揃っているのは東京だけだ。コンサートも毎日膨大な数やっているし、美術館、博物館もうなるほどある。

ただ東京にしか無いものっていうのは、そんなに多くないようにも思う。もんじゃ焼き?東京タワー?