2008年7月17日木曜日

夏、海、モーケン

6月からの怒濤の忙しさがやっと一段落しそうな雰囲気がしていて、ふと気づくともうすっかり夏です(梅雨が明けてない?嘘だろう)。出張が続くとほんとリズムが崩れて、余裕がなくなってしまいます。その間も掲示板に書いたように、色々と本や映画は見ているのですが、落ち着いてレビューが書ける状態になりたいな。

さて、暑い夏は、いろいろと快適でないこととも結びつくのですが、頭がしんとなるような、強い印象とも結びついています。夏、山、谷沢、木陰、虫、植物、海。

つい先日、TVでミャンマー付近の海上に暮らす、古代からの船上生活者である、モーケン族のドキュメンタリーがあっていて、思わず見入ってしまいました。美しい海に素潜りで魚や貝を採る生活をしていました。このところの漁獲ラッシュで相当に追い詰められているようでしたが、海上での生活が好きで、楽しい、ずっと続けたいと、大きなくりくりとした目をまっすぐに見据えて言われると、私たちの文明はどっかで大変な間違いをしてしまったんではないか、という気がしてきます。もう方向を変えることはできないのかなぁ。切ないほどの寂寞を感じました。