2008年4月30日水曜日

記事の投稿とフィードバックは別の場所でOK?

いるまがわさんから、「記事の投稿と、記事へのフィードバックは別の場所でかまわないのでは」というコメントをもらいました。まさにそれを実地でやってみようと思います。

そうですね。別の場所で良いと私も思います。ただ、記事へのフィードバックを、別のところでできるだろうか?、とも思います。例えば、記事をWebに書いて、それへのフィードバックをMLでやる、とした場合、フィードバックをする人はわざわざWeb記事へのコメントではなくて、MLにコメントを流すのかなぁ、ということです。

または、MLに記事が流れて、それへのコメントをWebでやる、なんてのも考えられます(今、まさに私がやっていることです)。やりながら思いますが、若干やりづらいですね。それは原記事がないからです。なんか、あっち向いて喋っているような感じがします。このニュアンス伝わるかな。

私としては、なんかリンクが要るような気がします。例えば、MLに流れた記事は、通信員だけが見ることができる掲示板に転載可とするとか。Web記事にメールでコメントする場合は、URLを記載するとか。どんなもんでしょう。

2008年4月28日月曜日

まずは活動方針を流してみた

5月に引越なので、この連休中に荷物の整理を徹底的にやっておこうと思い、土曜日から延々と物を分別し続けています。

自分が分別機械になったかのようです。それにしても不要な品の多いこと多いこと。前回およそ10年前に川崎から引越してきた時は、ばたばたとやってきたので、ほとんど整理しないまま、納戸にしまいこまれたままの物もありました。衣類に至っては、学生時代(遠いぞ!)の服まで出てくる始末です。45lのゴミ袋で、すでに30袋以上ゴミを作りました。とりあえずベランダに積んでいますが、まるでゴミ屋敷の様相です。日頃から溜め込まない習慣をつけるべきですね。みなさんは大丈夫ですか?

さて、MLに今年の活動方針を流してみました。どんなもんでしょ。現状で不満の無い人には、なんでわざわざ手を広げるの?、という疑問もあるかもしれませんね。このブログを見た人は、何でも良いのでコメント残していって下さい。

2008年4月26日土曜日

文は人なり、とは、どういう意味か

引越の準備のために、荷物の整理をしています。なるべく形式的に、燃えるゴミ、燃えないゴミ、まだ捨てられないもの、と分けるようにしています。ところが、中に、もう箱を見ただけで、「あ、危険だ」と思わせるものがあります。開けたら、ただでは済まないなというような。思い入れの詰まったような荷物です。今日の整理中にも一つありました。

中には就職したころの書き物や写真などが入っていました。新入職員研修の感想文の下書きが入っていました。つい先日、研修の対応で自分らの研究紹介をしましたが、彼らはどう感じたんでしょうね。昔の自分の文章は、ちょっとエッセイ臭いのが恥ずかしいですね。気取った文章です。でも、それを透かして、真面目な正直そうな横顔が見えるようにも思いました。当時は、自分の書いている感想文がどう読まれるか、ちょっと不安な気持ちで書いていたのを憶えています。しかし文章ってのは、自分が考えているよりも、多くのことを読む人に与えているんですね。

飛行船通信MLに書いたり、はてなに載せたりした文章も、いろんな人に、いろんな形で伝わっていて、実は、たぶん隠しようもなく私が表現されてしまっているのでしょう。私はそれを気にしませんし、逆に、そうであってほしい、と思います。

2008年4月25日金曜日

ユートピアとネットコミュニティ

ずいぶん前、友人のI氏らとユートピア論についてネット上で話をしていました。その時に彼が、これまでやってきた活動(フェース2フェースの集団活動と、ネットコミュニティの両方)に対して、自分はユートピア的な発想が強かったように感じて反省する、というような発言をしたのを記憶しています。

楽園を作りたい、という思いは多くのコミュニティ主催者に共通のことだろうと思います。居心地の悪いところを作りたいと思う人はいないはずです。だから一種のユートピア思想と近くなる。そこまでは、ある意味当然なんですが、私が気になったのは、それを彼が「反省すべきこと」と捉えた点です。

コミュニティ、ってのは人間に必須の要素だろうと思います。社会的動物と言った人もいます。だから、理想通りには行かないことの方が多い。それでも理想に向かおうとするか、現状を受け入れて理想は棚上げするなり、修正するなりするか。どっちにも利点と欠点がありますね。

今の飛行船通信はどちらに向かうのがいいのか。答えなんて無いんでしょうね。

2008年4月24日木曜日

コモングラウンド理論から見たメーリングリストの難点

堤です。
コミュニケーション理論の一つに「コモングラウンド理論」というのがあります。

コモングラウンド理論では、「コミュニケーション = グラウンディングさせる活動」と捉えます。グラウンディングというのは、共通の理解(コモングラウンド)に到達するために、齟齬を解消するといった意味です。素朴な例としては、相手が使った単語の意味が曖昧でよく分からないときに、聞きなおす、などがあります。

私たちは、自分の立場や、会話のシチュエーション、相手の外見などから、対話の相手と、会話を始める前に多くのコモングラウンドを共有しています。

例えば、空港で、大きな荷物を抱えた人が、制服を着た人に向かって、「ボストン!」と言えば、制服を着た人は、パッとある通路を指差したりします。蕎麦屋に行って、「もり」と言えば、もりそばが出てきます。アメリカのドラッグストアなんかだと、不機嫌そうな店員が、レジ打ちをした後「4, 50」なんてそっけなく言いますが、これは4m50cmでも、4時50分でもなく、当然4ドル50セントという意味です。

これらの例は、全く齟齬がない場合ですが、日常生活や仕事では、多かれ少なかれズレがあって、その解消に手間と時間を使います。

例えば、私がオーストラリアに行った時、シドニーの売店で、コーヒーを頼んだら、「White or Black?」と聞かれました。ホワイトコーヒーって何だろうと思い「White?」と聞いたら、単にミルクが入っているか否かということでした。

そこで出てくるのが、最小協調努力(Least Collaborative Effort)という仮説です。コモングラウンド理論では、人間はグラウンディングに必要と考えられる努力を、最小化しようとすると考えられています。なるべく少ない手間でコモングラウンドに至ろうとする、というわけです。

質問の仕方や、言葉の選び方、間の取り方、はては、コミュニケーション手段の使い分けまで、人間は努力を最小化しようと、努力:-)します。

実は、メーリングリストで使っている電子メールという手段は、かなり大きな労力を必要とする手段です。電子メールには、同期コスト(タイミングを合わせる必要性)や遅延コスト(配達が遅れた場合のデメリット)が少ない代わりに、色々な難点があります。

つまり、もらったメールにコメントしようかな、と思っても、頭を整理して(整理コスト)、文章を書いて(作成コスト)、送付すると、修正がきかないし(修正コスト)、今までROMだったのにメールを出すのは敷居が高いし(話者交代コスト)、失敗したらメンバ全員に知れ渡ってしまう(失敗コスト)、とコストだらけです。

じゃあメールを書くのは止めておこう、となるのは人間にとって自然な流れです。

飛行船通信社の活動を活発化するには、これらのコストをどう下げてゆくかが一つの鍵になると思います。

2008年4月23日水曜日

文字化けメールとUTF-8

職場ではThunderbirdというメーラーを使っています。フリーのメーラーの中では最も完成度の高いソフトの一つなので、使っている人は多いと思います。ところが、最近文字化けメールを時々受け取るようになり、今朝とうとう自分でも、iPod経由で文字化けメールを送ってしまいました。理由は、漢字コードです。

ずっと昔インターネットができるころ、漢字コードが原因の文字化けメールをけっこう受け取りました。インターネット上での(当時はJUNET)、日本語漢字コードはJISが標準でした(今のISO-2022-JP)。それに対して、パソコンの漢字コードはShift-JIS、UNIXワークステーションの漢字コードはEUCと、みんなばらばらだったからです。

メールを送るときはJISに変換して送るのがルール、という状況でしたので、OutlookなどからのメールがShift-JISのままだったりして、迷惑がられました。その後、環境によらずJISで送受信するという機能がデフォルトになっていって、やがて文字化けメールは減りました。

ところが、最近再び文字化けメールが届くようになりました。これは、漢字コードに再び変化が訪れていることが原因です。代表的には、日本語の漢字コードとしてUTF-8が使われるようになってきています。Mac OS XはデフォルトがUTF-8です。またGmailでは、UTF-8の使用を推奨しています。UTF-8は、UNICODEの一種で、日本語に限らず、中国語や韓国語、アラビア語など多種の言語を表現できます。

そのため、JISに変換されておらず、UTF-8のままのメールが送信されることがでてきました。ところが日本語を扱うメーラや、メール関連サービスの多くは、まだUTF-8メールが来ることを想定していません。結果、文字化けになってしまいます。

将来的には、UTF-8メールが標準になってしまうんでしょうかね。Thunderbirdがコードを自動変換してくれるようになるのを待つしかないのかな、と思います。

2008年4月22日火曜日

Google Docs と Blogger の連携

堤です。
インターネットを介して、どこからでも自分のドキュメントが使えるという便利さから、Google Docsを活用しています。そして、この Google Docs と、最近はじめた Blogger が連携できるようです。この記事で、試して見ます。 .... お、できたぞ。

では、手順を、テストの一環として示します。

(注)ややこしいですが Bloggerと連携できるのは一般のGoogle Docsで、Google AppsのGoogle Docs は連携できません。

まず設定として、Google Docs のホームで「設定」をクリックします。すると設定項目の中に、
という項目があるので、この「設定を変更...」というので、Bloggerの情報を入力します。 実際にドキュメントを公開するには、文書編集画面の右上の、
共有ボタンで、
「ウェブページとして公開」を選び、
下のブログ投稿機能の、「投稿を公開」を選択すればOKです。 この文書は、既に投稿済みなので、「投稿を再公開」になってます。

ただ、「タイトルが入らない」とか「改行が変になる」などの不具合は残っているようです。

2008年4月21日月曜日

「サイト」メニューの在りか

堤です。Google Appsには「サイト」というサービスがあります。
これは簡易な掲示板型Webページを作ることができるサービスです。
(例えばこういうサイトが作れます。)

ところが、このサービスの入り口が、とてもわかりづらいので、
以下に紹介します。

まず、スタートページ (http://start.airshipnewsjapan.org/) など
からGoogle Docsを選びます。

すると、画面の左上に、以下のように「サイト」というメニューが現れます。






この「サイト」というリンクをクリックしてください。
すると、以下のような画面が現れます。












新しくサイトを作る場合は「Create new site」ボタンを、既存のサイトを見る場合は「Browse sites within airhipnewsjapan.org >>」というリンクをクリックします。

たぶん、まだ日本語のページができていないので、わざと分かりづらくしてあるのだろうと思います。

2008年4月20日日曜日

このブログに何を書くのか

堤です。このブログはテスト用に開設したのだけれど、無意味なことを書くのも変なので、何を書くかちょっと考えてみようと思います。

もちろん、飛行船通信MLや飛行船通信.orgについて考えたこと、作業したことを書くのが中心です。ファンタジー・童話・絵本など、中心となる話題について書くこともありでしょう。

日記では無いので、飛行船通信に関係無い、私の生活や仕事について書くのは適切ではないだろうと思います。でも、あんまり厳密に分けることもできないかな。いちおうの基準として、そうしようと思います。というわけで、このブログには以下を書いてゆこうと思います。

(1) 飛行船通信MLの運営や、飛行船通信.orgの活動について
(2) 飛行船通信MLの記事に関連する本などについて

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AirshipNewsJapanのトップページに、このブログの更新履歴が自動的に表示されるようにした。サイト自体はなかなか更新しないけれど、ブログは簡単に更新できるから、これは良いアイデアではないかな、と自画自賛。

2008年4月19日土曜日

メール、Web、ブログなどのつながり方

コミュニティの活性化のために、掲示板とか、メーリングリスト以外のツールを使うこと自体は賛成なんですが、問題が一つあります。それは、複数のツールの間のつながり方です。

例えば、メーリングリストに投稿された記事に対して、それに簡単なコメントを付けたいと誰かが思ったとします。メーリングリストに返信するのは気が重いし、私信で返すのも個人的過ぎて気が引ける、と思うと、まぁいいか、となってしまいます。

コメントを付けるのは、例えばブログなんかの方が便利です。ちょっとしたコメントが簡単に付けられます。じゃあ、メーリングリストに投稿した記事をみんなブログに掲載するのか、というとそれも面倒です。また、主催者以外の人が書いたメールを勝手にブログに掲載するのも問題があります。

話を進めるために、ブログ掲載ができた、と仮定してみましょう。それにコメントがついたとします。

ここで、また問題です。このコメントはブログを見に来た人にしかわかりません。逆にだからこそコメントを付ける敷居が低いのですが。つまり、メーリングリストの他のメンバには伝わりません。ただの言いっぱなしコメントになってしまう、ということです。

実際、活発なブログに付けられたコメント群を見ていると、言いっぱなしが多く、コメントを付けた人同士のコミュニケーションがほとんど無いことに気付きます。コミュニケーションがあったとしても、ブログ作成者と、コメントを付けた人の1対1の応答になっています。

つまり閉じてしまっているということです。

この例に限らず、複数のコミュニケーションチャネルを使う、ということは、それらの間の連携が難しくなる、ということを意味します。

そして連携が難しいと、知らず知らず敷居がその間にできてしまって、コミュニティを分断してしまいかねません。例えば登録制のサイトを作って、MLとは別に運営しようとすると、MLの普通のメンバと、登録サイトのメンバ、という二重構造を作ってしまう。

飛行船通信社の社屋改装

堤です。
飛行船通信(2000年創設)というメーリングリスト(ML)での活動の幅を広げるために、いろいろな取り組みを開始しています。まぁ、社屋の改築みたいなもんですかね。

メールでなく、ブログもいいかもしれない、という意見もあったので、まずはBloggerを試しています。(はてなをずっと使っていたんだけどね。MLメンバには、あまり知られていなかったのだろうな。)それに、しっかりしたレビューには、コメントってしづらいと思うんだよね。同じレベルまで自分を持ってゆかないとコメントできないような。

ブログとMLとは大分違うね。たしかに執筆する側にとって投稿の敷居がないのは楽だ。書いた後でいくらでも編集できる。

また、短いコメントが付けられるのもいい。
とりあえず、誰でも(匿名でも)コメントを付けられるようにした。コメントスパムが多くなるようだったらアカウント制限を加えよう。

気軽なコメントが欲しいなら、気軽なブログにしないとね。