2009年11月18日水曜日

皮膚は考える

友人(チミー)に教えてもらったサイエンスサイトークというPodcastを楽しんでいる。どれも、丁寧なインタビュアーの掘り下げで、一流の人物の核心に近い部分を聞けるので、わくわくさせられる。

最近聞いた中では、人間は皮膚で思考する、という話が特に刺激的だった。資生堂のライフサイエンス研究所(こんな研究所があることに、まず驚き)の傳田さんという研究者の話だ。人間は、脳を含め神経で物事を判断し、思考している、という考え方が支配的だが、それは一面的なものの見方だという。

色んな話があったが、ある実験の話が印象に残っている。キューティクルの整った髪の毛は触ると心地良いらしいが、それを実験的に試験してみたという。目には見えないミクロン単位の凹凸をガラス上に作って、それを指でなぞってもらって被験者実験をしたらしい。整っているか、乱雑かで快適さが違うとのことだ。

本も出ている。読んでみよう。
「皮膚は考える (岩波科学ライブラリー 112) (単行本(ソフトカバー))」傳田 光洋 (著)
待てよ。読んだような気もするぞ。やばい。最近記憶力が。




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