2008年4月25日金曜日

ユートピアとネットコミュニティ

ずいぶん前、友人のI氏らとユートピア論についてネット上で話をしていました。その時に彼が、これまでやってきた活動(フェース2フェースの集団活動と、ネットコミュニティの両方)に対して、自分はユートピア的な発想が強かったように感じて反省する、というような発言をしたのを記憶しています。

楽園を作りたい、という思いは多くのコミュニティ主催者に共通のことだろうと思います。居心地の悪いところを作りたいと思う人はいないはずです。だから一種のユートピア思想と近くなる。そこまでは、ある意味当然なんですが、私が気になったのは、それを彼が「反省すべきこと」と捉えた点です。

コミュニティ、ってのは人間に必須の要素だろうと思います。社会的動物と言った人もいます。だから、理想通りには行かないことの方が多い。それでも理想に向かおうとするか、現状を受け入れて理想は棚上げするなり、修正するなりするか。どっちにも利点と欠点がありますね。

今の飛行船通信はどちらに向かうのがいいのか。答えなんて無いんでしょうね。

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