I・O DATA(アイ・オー・データ機器)のLAN接続型NAS「LAN DISK HDL-XR2.0」のディスク交換をした。2TB HDDを4台使って、8TBにした。タイ洪水の影響で、今はディスクが高価なので交換をしようという人は少ないと思うが、情報として載せておこう。
以下の作業を行った場合、当然ながら保証は切れる。また、条件を変えてテストしたわけでは無いので、ちょっとした手順・環境の違いから正しく換装できない可能性もある。よって、自己責任で情報を利用してもらいたい。以下の情報を信用したために、損害があっても、責任は持てない。
まず成功したのは、先人たちの礎のたまものである。感謝したい。参考にしたのは以下。
まず、価格.comの以下のエントリ(11835856)
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000053870/同じく価格.comの以下のエントリ(10813868)
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000038029/
それと、2chの以下のエントリ(732, 733, 734)
http://logsoku.com/thread/hibari.2ch.net/hard/1260770068/
またLANDISK HDL-XRのマニュアルは以下:
http://www.iodata.jp/lib/manual/pdf2/hdl-xr-20091026.pdf
必要なもの:
・LAN DISK HDL-XR・交換用のHDDベアドライブ4台
・ディスクコピー機
・Winows 7 PC
1. LANDISKの初期化とRAID 0設定
購入したLANDISKをマニュアル通りに起動し、設定ユーティリティーを使って、RAID 0に設定する。[詳細設定]->[ディスク設定]->[ボリューム設定]で設定できる。
2. ディスクコピー
LANDISKを停止する。一番上のカートリッジを取り出し、ネジを外して中のHDDを取り出す。その後、ディスクコピー機で、取り出したHDDを、新しいHDDにまるごとコピーする。今回は、日立グローバルストレージテクノロジーズの0S03191 [2TB SATA600 7200]を購入し、コピーした。ディスクコピー機としては、Centuryの「裸族のHDDクローンスタンド(CROS4U3CP)」を用いた。500GBのディスク内容をコピーするのに70分ほどかかった。
3. ディスクの残り領域を拡張
コピー済みの2TBハードディスクをWindows 7のPCに接続し、ディスク内の未使用領域を拡張する。ディスクのPCへの接続には、2TBディスクをカートリッジに納めて、所有しているIOデータ RHD-UXに挿入し接続した。(USBの外付けケースに入れても良いだろうし、PCに内蔵させても良いだろう。)ディスクがマウントされると、Windowsがフォーマットしますか、と聞いてくるので、キャンセルする。「コンピュータの管理」を起動し、 「ディスクの管理」を選択する。接続した2TBハードディスクが表示され、小さな複数のパーティションと、大きなパーティション(400GB程度)と、未使用領域(1.5TB程度)で構成されていることがわかる。この大きなパーティション(400GB)を選択し、拡張を選択、残りすべての領域を使って拡張領域を作成する。
PCからディスクを取り外す。
4. 残りのディスクを交換
LANDISKに残っている残り3台のカートリッジを取り出し、すべてネジを外して開け、交換用のHDDと入れ替える。交換用のHDDは袋から出したばかりのものをそのまま入れる。2でコピーし、3でディスク拡張したディスクを、LANDISKの一番下のスロットに挿入する。残りの3台はその上の3つのスロットに挿入する。
5. RAIDの再設定
上記HDL-XRのマニュアルのP.22-108にある方法を参考に以下のように「RAIDの再設定」を行う。LANDISKの電源をONにする。しばらくディスクの青ランプが点滅した後、すべて赤ランプに変わり、LANDISKのSTATUSランプも赤になる。警告音が鳴り続けるので、FUNCボタンを押して音を止める。PCのLANDISK設定時に用いたMagical Finderを使って、LANDISKを探し、「ブラウザ」を選んで設定画面に入る。設定画面にログインすると「RAID崩壊」という通知が表示されている。[詳細設定]->[ディスク設定]->[ボリューム操作]を選択し、「RAID再設定」を選択、実行ボタンを押す。3~4分後、ディスクのランプが赤から青に変わり、RAIDの再設定が完了する。
[詳細設定]->[情報表示]->[ボリューム情報]を選択し、正常にディスクが拡張されていることを確認する。
以上
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